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年末年始の診療日程のご連絡


年内は12月30日(日)午前診察が、最終日となります。

12月30日(日)午後~1月2日(水曜)終日まで休診とさせて頂きます。

年明けは1月3日(木)より、通常通りの診療日程となります。

12月30日()   午前診療  〇    午後診療  休

12月31日(月)   休診

1月1日(火)     休診

1月2日(水)     休診

1月3日(木)     午前診療  〇    午後診療  〇

1月4日(金)     通常休診

休診期間中のペットホテルの出入りにつきましては予めご相談の上、時間都合を合わせてのご対応となります。

また同期間中の急患対応につきましては、急患専用番号へご連絡下さい。

年末にかけては医薬品・フードなどが流通の関係で入手が間に合わなくなってしまう場合がございます。

お手元をお確かめいただき、余裕を持った上でのご注文をお願い致します。

休診期間中はご迷惑をお掛けいたします。

お時間・ご予定をお確かめの上、ご来院頂きますよう宜しくお願い致します。



若齢の猫ちゃん避妊手術の「???」なお話


避妊・去勢手術は多くの病院で行われている手術です。

一般的な手術ですが、だからといって勿論手を抜いていいものではありません。

特に避妊手術は獣医師にとっての手術の基本編となる技術が沢山詰まっており、何例行っても勉強させられる事が数多くあります。

その数多く実施される手術の中で、「????」と思う事や「?!」と思う事も度々遭遇します。

今回はそんな「????」の例です。

患者様は1歳未満の女の子の猫ちゃんです。

お家に迎えられてから数か月が経ち、そろそろ頃合いかなということで避妊手術のご相談にご来院いただき、健康状態や各種予防状態を確認して、後日に手術日を決定致しました。

お家に迎えてからは元気ハツラツ、お転婆娘と評されるくらいに走り回っているというお話でした。

手術当日も元気いっぱい、麻酔の関係でゴハンがもらえないことにご不満な様子以外にはいつも通りでした。

手術前の検査に関して何ら問題はなく、麻酔の準備も完了して手術開始!!

麻酔も安定していて普段と変わらない流れで手術は進んでいきますが、では卵巣を摘出するぞ、という段階で...

「????」

という状況に遭遇です。

予想していた状況と全く違う事に面食らってしまいました。

KIMG02341.jpg

卵巣が、周囲の組織とひどく癒着してしまっています。また形も非常に歪なものでした。

手術前に何らかの異常所見(血液検査の異常や、体調の変化や痛み、行動の変化などなど)があれば「何かあるかもしれないな」という心構えが持てますが、全くの正常でしたので、見た瞬間は「????」となってしまいました。

激しい炎症の結果で癒着を起こしてしまったという状況は予想できますが、何故に炎症が起きたのか、そしてそれによる症状が全く見られなかったのは何故なのか。

疑問を抱えたまま、癒着を解除できない部分はそのまま切除して、手術は続行していきました。

KIMG0237.JPG

摘出した左右の卵巣ですが、明らかに異なっています。片側は正常ですが、反対側は倍以上です。

術後の猫ちゃんの様子は安心したことに全く問題なく、退院後も相変わらずの元気ハツラツな様子でした。

さてこの異常な卵巣(&子宮の一部)は何だったのかというのは病理検査で調べましたが、原因ははっきりとはわかりませんでした。「何かの原因で炎症が起きた結果こうなった」という段階までしか、検査をしてもわからなかったのです。

各病院さんでも避妊・去勢手術に限定しても、「????」「??!!」なエピソードは多々あるかと思われます。

個人的な経験では先天性の奇形で、卵巣や子宮、睾丸の一部が無いなどの例は遭遇したことがあります。「あれ?ない...ぞ?どこだ?!」と探し回って結局は「元々無い」という結論に至るまで頭を右に左にひねっていた昔の自分を思い出します。

健康状態や各種検査で何かしらの異常が認められている上で必要に際し行った避妊去勢手術などでは今回のような炎症にかかわる異常所見も見られる事があるかもしれませんが・・・

はたして一体何であったのかという謎は謎のままとなってしまっていますが、何より猫ちゃん当人は元気に過ごしてくれているのが何よりです。避妊手術を行わなかった場合にどうなっていたかは、原因がわからないので予想も難しいですが、結果として何かしらの症状が見られる前に手をうてて良かったと思います。



11月21日 診療時間変更のお知らせ


11月21日(水曜)は行政講習会参加の為、

午前の診療時間は9時~11時まで

午後の診療時間は17時~19時まで

とさせていただきます。

11時~17時までの間は不在となりますので、電話含めてご対応ができません。

大変ご迷惑をお掛けいたしますが、予めご都合をお確かめの上、ご来院頂きますよう宜しくお願い致します。



皮膚に発生する"できもの"いろいろ


皮膚の病気は飼い主様が目に見えて気づきやすい点で、発見が早い傾向にあります。

・皮膚が赤い、といった色調の変化

・脱毛してきて毛が薄くなってきた

・フケが多くなった

・しこりができている 

などなどです。普段目にしやすい背中側や頭部の病変は発見されやすいですが、お腹側の脇や股の辺りといった陰になり易い場所だったり毛量が多い子は見つけにくい事もあります。普段からブラッシングや定期的に(毎日でなくても十分です)体を触ったりしてコミュニケーションを取りつつ、皮膚のトラブルを早期に発見するという事は非常に大切です。

今回は皮膚のトラブルの中で、"できもの"(しこり)について幾つかご紹介したいと思います。

よく「イボができてしまった」とご来院されるケースがあります。イボといってもその形や大きさは様々です。

特別に治療介入しなくとも悪さをしなければ様子を見てもよいものもあれば、悪さをしている・今後しそうなものは治療しなくてはならないものなど、ケースバイケースです。

外見のみでの判断では誤ってしまう事がある為、一言に"イボorできもの"といっても、やはり検査を行って調べておくことが望ましいです。

11.png122.png

上の7つの写真ですが何れも皮膚のしこりやできものを主訴にご来院された例で、全て切除摘出した後に病理検査を実施して確定診断が出たものになります。

発生場所や形、動物の種類・年齢といった情報は勿論重要ですが...

さて、今回は外観のみで結果的にどれが腫瘍で、そして良性悪性だったか、わかりますか?

ちょっと予想してみて頂ければと思います。








では解答に参りましょう。

腫瘍性で且つ残念ながら悪性という結果だったものは、③と④です。

腫瘍性且つ良性という結果は、①②⑤⑥です。

非腫瘍性だったものは⑦でした。

どうですか?予想されたものと合っていましたか?

良くない・悪そうな"できもの"のイメージは、見た目の色が赤かったり赤黒くなっていたり、形が不整だったりというものがあるかと思います。確かに短期間の間に大きくなってきて色調が変わっているものは悪い例である事が多いのも確かですが、一概にそれだけで悪性と判断する事はできません。

"できもの"を見つけた際には、様子をずっと見続けるのではなく早めに一度診察をして、それが何であるかを調べておく事が大切です。

検査には針生検、切除生検といったできものの細胞組織を採取して顕微鏡で視ることで相手の正体を調べる事が一般的です。

針生検は簡便で負担も少ない事からよく実施される検査です。但し採取される組織量は少ない為、確定診断には至りません。

切除生検は病変の一部あるいは全てを採取して検査するもので、小さければ局所麻酔、大きいものは全身麻酔にて採取します。小さすぎて針生検が実施できない例や、小さめで切除する事で検査と共に治癒が期待できそうな場合にはこちらを選択する事があります。

いずれにせよ、外見では腫瘍なのかそうでないのか、良性なのか悪性なのかは目安でしか判断できない為、気になる"できもの"を見つけた場合には、検査を含めて受診されることをおすすめいたします。



10月6日午前診察臨時休診のお知らせ (再)


10月6日(土)の午前診察は臨時休診とさせて頂きます。

午後の診察(16時~19時)は通常通りに行っております。

お時間をご確認の上、お気をつけてご来院下さい。

ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願い致します。



診療時間

診療時間

ご予約はお電話でお願いいたします。

【午前】9:00~12:00
【午後】16:00~19:00

(12:00~16:00は手術・検査・往診時間)

定休日以外に休診になる場合はこちらでお知らせします。

カード支払い可能

カード支払い可能

当院では、MASTER・VISA・SAISON・JCBのクレジットカード支払いに対応しております。

アクセス

鶴川街道、「市立博物館入口」信号近く

うぇる動物病院

Pあり

病院敷地内に3台駐車スペースがございます。
駐車場内でのトラブルは責任を負いかねますのでご了承の上ご利用ください。

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