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10月6日午前診察臨時休診のお知らせ (再)


10月6日(土)の午前診察は臨時休診とさせて頂きます。

午後の診察(16時~19時)は通常通りに行っております。

お時間をご確認の上、お気をつけてご来院下さい。

ご迷惑をお掛けいたしますが、宜しくお願い致します。



腸閉塞で腸管切除した一例


先日の台風は夜間に通過したので、その凄まじさはニュース映像と暴風の音で主に感じられるものでしたが、通過した翌朝は街のいたるところにその爪痕が残されていましたね。自宅近辺では植え込みの木が倒れているところもあれば、どこから飛ばされてきたわからないような看板や、傾いてしまっている大きな立て看板、屋根が半壊してしまっている場所もありました。

今回の台風による動物達への影響は、やはりその音にかかわるものだと思われます。

普段聞かないような風の音、物が飛ばされたりぶつかったりする音などで一時的に情緒不安定になってしまったりする子もいるかもしれません。そういった場合には、何より飼い主様と一緒にいる時間、安心できる時間を作ってあげて頂く事と、不安などのストレスを発散できるように散歩や遊びなどを行ってあげることで、気持ちの回復が早まってくれることでしょう。

今日は腸閉塞の事例です。

異物による閉塞は決して少なくありません。果物の種、ボール、靴下、手袋、毛玉、ティッシュ、布端切れ、糸や紐、オモチャなどなどがよく見かけられる異物です。異物の多くは腸の細い部分、小腸で詰まってしまう事が多いです。大腸は太いために、小腸を通過してきた異物がここで詰まることはあまり見かけません。あまりに大きいものは胃を通過する事ができず、胃の中(幽門)で詰まってしまうでしょう。

食べてはいけないものを飲み込んでしまった場合は、すぐに処置が必要になります。

内容や大きさによっては吐かせて回収させる催吐処置や、吐かせることが危険だったりするものは麻酔下内視鏡での摘出、液体や薬剤などの場合には胃内洗浄などを行います。

何を、いつ、どれくらい飲み込んでしまったかというのは情報として非常に重要なものになりますので、是非記憶に留めておいていただきたいと思います。

今回の子はパズルマットの一部を齧っていて、それを吐いていたという主訴がありました。

その症状が見られてから徐々に食欲・元気がなくなってきて、嘔吐も頻繁にみられグッタリしてしまったとの事で来院されました。

高齢の子で全身的な体力の低下、脱水が顕著だった為に危険性が高い状態でした。問診で得られた情報と画像検査にて腸閉塞を確認し、来院日は点滴処置による状態改善を図り、翌日に手術を行いました。

閉塞していた部分は詰まりやすい小腸の空腸・回腸といった細い部分より手前の、十二指腸の部分で閉塞していました。

閉塞部分の周囲は炎症により癒着があり、また閉塞部の一部は壊死が認められました。

場所が良くないことにこの近くには膵臓という臓器が存在するため、そちらの影響も懸念されました。

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切除した閉塞部分です。一部壊死と癒着があった為、その領域を含んで健康な部分の一部を含めて切除してあります。

妙に鋭角的になっている腸がおわかりいただけるでしょうか。

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一部壊死して、癒着していた部分です。

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これがこの子を苦しめていた敵の正体です。飼い主様の仰られていたように、パズルマットの一部でした。

パズルマットの角の部分がつっかえ棒の役割となってしまい閉塞してしまったのでしょう。

来院時の状態と、閉塞部分が懸念される領域でしたが、1週間の入院の後には驚くほど食欲旺盛になって退院していきました。きっとこの食欲なら回復も早い事でしょう。

異物による閉塞は、疑われるものと、診断・治療までの時間が大切です。一般的には0~1歳までの子犬子猫や、食事やオヤツを丸飲みする傾向にある大型犬の子などが異物誤飲が多くみられます。また猫は糸や紐といったものでの閉塞も多く、これらは非常に腸の損傷が広範囲に及ぶことが多いですので、紐などで遊ぶ際は十分に気を付けてあげてくださいね。



2018年度 秋の健康診断キャンペーンのお知らせ


朝晩涼しくなってきて、やっと秋らしい雰囲気になってきましたね。

秋になって特に多くなる病気などは夏冬に比較すると少ないですが、毎年秋のみに皮膚が痒くなったり外耳炎になったりなどが見られたりする子は、秋花粉などのアレルギー症状が疑われる場合もあります。

春夏に比べて病院へ足を運ぶ機会が少なくなってくる秋冬ですが、1年を通して年に約4歳ずつ年齢を重ねていく犬猫達、秋冬も1歳ずつ歳を取っていくことになりますので日々の様子の観察はしっかりとお願いいたしますね☺

そして当院では今年も・・・

『秋の健康診断キャンペーン』を実施致します!!

期間は10/1~11/30までとなります。

動物は自分からは体の不調を話すことはできません。

日々の様子から「おや?」と思った事があれば良いですが、何らかの症状がはっきりと見られてから来院されることがほとんどだと思われます。

病気やその兆候を早期に発見することで治療や対策を行い、健康に過ごせる時間を長く得られるように是非健康診断をご活用下さい!!

健診をご希望の際は、事前のご予約をお願い致します。

また、健診実施には"絶食"が必須となります。当日の朝ご飯を食べずに(お水は大丈夫です)直接ご来院頂いた場合でもライトプラン及びスタンダードプランは実施が可能ですが、プラスプランは当日承ることはできません。

尿検査、糞便検査は当日の新鮮なものを病院へお持ちください。検査日に採取できなかった場合は、後日に検査を行う事も可能です(その場合、報告書のご郵送が遅くなりますのでご了承下さい)。

検査の詳細につきましては、病院へお問合せ下さい。



10月6日(土曜日) 午前診療の臨時休診のお知らせ


10月6日(土曜日)の午前診療を臨時休診とさせて頂きます。

午後の診療(PM4時~PM7時)は通常通りに行っております。

大変ご迷惑をお掛けして申し訳ございません。

予めご来院の際はお時間をお確かめの上、お願い致します。



子宮蓄膿症のワンちゃんの一例


避妊手術を行っていない犬猫で遭遇する機会の多い病気は、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍が筆頭に挙げられます。

乳腺腫瘍は早期の避妊手術によって発生率が将来的な発生率が低下するという事は幾度かお話させて頂いております。

今回例に挙げている子宮蓄膿症におきましては、避妊手術を行えば発症する事はまずありません。

この病気は中高齢になってから発生しやすくなります。発情を迎えるとホルモンバランスが変化することで、体の免疫力が低下してしまいます。その免疫力の低下している時期(大体発情出血から2か月間程)に子宮に細菌感染を起こしてしまうと、子宮蓄膿症へなってしまいます。

発情の有無に関わらず、基礎疾患や高齢での体力免疫力の低下、卵巣の腫瘍やホルモン異常などが原因となっていることもあります。

今回のワンちゃんは間もなく14歳になる子で、食欲不振とお尻からの出血を主訴にご来院されました。

診察するとお尻からの出血ではなく、陰部から膿が排出されていました。

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この後各種検査を行い、開放性子宮蓄膿症と診断しました。

子宮蓄膿症には二つのタイプがあり、開放性か閉鎖性か、つまりは膿が外に出てきているかそうでないかに分かれます。通常は閉鎖性の方が発見までに時間がかかることがあり、また症状が重篤になる傾向にあります。
このワンちゃんは開放性で、血液検査上では重症度はまだ高くない状態と判断し、手術適応としました。

子宮蓄膿症の治療法には外科的治療と内科的治療がありますが、根治的な治療となる外科的治療を選択しました。

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↑術中の子宮です。通常の子宮は薄っぺらい紐のような形態ですが、膨らんで筒状になっています。

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摘出した子宮です。左右の卵巣も大きくなっていることから、卵巣の問題からホルモン異常を起こして子宮蓄膿症になってしまった可能性が考えらます。

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子宮を一部切開すると、黄色の膿汁が沢山でてきました。

このワンちゃんは術後の翌日には食事を食べ始めてくれ、手術から4日目で退院しました。まだ術後のケアが必要ですが、しっかりと食事を食べて頑張って治ってほしいですね。



診療時間

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【午後】16:00~19:00

(12:00~16:00は手術・検査・往診時間)

定休日以外に休診になる場合はこちらでお知らせします。

カード支払い可能

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