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9月の診療時間変更のお知らせ&診察終了時間についてのお知らせ


先ずは9月の臨時休診・時間変更日についてのお知らせとなります。

9月18日(月)敬老の日

祝日ですので通常は午前診療予定ですが、この日は全日休診とさせて頂きます。

9月23日(土)秋分の日

祝日となりますので午前診療のみとなります。午後診察は休診となりますので、ご注意ください。

続きまして、診察終了時間についてのご連絡となります。

既に病院LINEをご登録していただいた方には一度お知らせをさせて頂いておりましたが、改めてこちらにてお伝えさせて頂きます。

院長家庭の都合により、特に診察等予定が入らなかった場合には、18時45分頃には病院を閉めさせていただき、電話についても留守番電話に切り替えさせて頂きます。

午後の診察受付は基本的には18時半で終了とさせて頂いています。

内服、フードのお渡しも基本的には同時間までとさせて頂きます。

診察内容などにより18時半を過ぎる場合には継続対応をさせて頂きますが、19時を過ぎる場合には一時的に離席させていただき、戻った後に診察を再開という事があると思いますのでご了承下さい。

上記対応につきましては、2024年3月末まで継続させていただく事となると思います。

大変ご迷惑をおかけいたしますが、何卒ご理解頂きますよう宜しくお願い致します。



8月の診療時間変更のお知らせ


8月7日(月)

都合により、午後の診療時間を17時30分までとさせて頂きます。

お薬、フードの受け取りもこの日に関しましては上記の時間までの受け渡しとなりますのでご注意下さい。

ご迷惑をおかけいたしますが、予め宜しくお願い致します。



猫ちゃんの消化器閉塞2ケースのリポート


先月に引き続きケースリポートは、猫ちゃんの閉塞による事案です😿

ケース①の猫ちゃんでは、この子は「運が悪かった」という言葉が当てはまってしまうという印象でした。

何故ならば、何か明らかな異物を誤食したわけではなく、原因が「毛玉」だったからです。

5月以降はワンニャン'sは抜け毛が多くあるかと思います。気づけば毛玉ポワポワになっていたり、家の床をころこり転がって行ったりと...我が家もそうですが💦猫ちゃんについては自分で毛づくろいをしますので、飲み込んだ毛を時々吐き戻したり、ウンチの中に毛が混じっていたりすることも多くみかけると思います。

大半のケースでは毛繕いなどで飲み込んでしまった毛は毛玉となって何れかのルートで体外に排泄されます。

しかし、今回の猫ちゃんはその毛が排泄されず、また飲み込んだ毛が胃壁にべったり張り付くような感じとなってしまい、結果的に閉塞と同様の症状を呈してしまいました。画像検査では胃内の様子がなんだかおかしい...何かありそうだが...という程度の印象でしかなかったのですが、開腹手術をして胃内を見てみると先程の記載のようになっていました。

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実際に回収した毛ですが、正直なところでいうと量はそれほど大量というものではありませんでした。何故このぐらいの量の毛にもかかわるべったりと張り付いて悪さをしたのか......ですので、「運が悪かった」という言葉が浮かんでしまったケースでした。

続くケース②の猫ちゃんは、こちらは明らかに異物を「やってしまった😿」というパターンです。

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稟告を飼い主様から頂いた時点で異物を疑い、そしてレントゲン検査...いますね、確実に💦

という事でこの子も開腹手術に😿

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こちらも稟告から閉塞しているものは予想がついていましたが、何を飲み込んでしまったかというとステンレスタワシです。

元々の癖で金属系のものを噛んだりして遊ぶ傾向があったようで、来院前にこのタワシの一部を吐いたことにより、受診されたという経緯でした。

ご覧の通りのとげとげなので、腸壁を大分傷つけているだろうなと思いました。摘出の際にも腸粘膜に食い込むようなところもあったので術後の経過が心配でしたが、続発するトラブルは幸いにして発生せず、食欲旺盛になって退院してくれました。

何故だか今年は猫ちゃんの胃腸器閉塞が続いています。こういった症状以外の手術もありますが、今月は続いていたのでケースリポートに。

異物に対しては基本的な注意は必要ですが、今回の2ケースにつきましてはなかなか防ぎきるのも難しいかなとも感じました😿




便秘傾向と食後まもなくの嘔吐を主訴とする猫ちゃんの症例 2023/06


以前にも別の疾患の際にお話ししたことがあると思いますが、普段は遭遇頻度が高くない疾患が何故か続いて診る事がある、という動物病院あるあるな話です。

今回に続いていたのは、前回にケースブログで記載したのと同じような猫ちゃんで食後すぐに吐いてしまうという症状です。

以前からやや便通がスムーズではないという子でしたが、数日前からの食欲不振と活動性低下を主訴に来院されました。

嘔吐も見られていましたが、排便時の前後に見られるような印象でしたので便秘~それ未満による胃腸の通過障害をまずは疑いました。

しかし翌日には排便前後ではなく、食後すぐに嘔吐してしまうという稟告に変わった為、胃腸器での通過障害(閉塞)を疑って検査を実施しました。超音波検査を実施すると、腸の一部分のみ明らかに太く変化しており、その内容も形が不整であったことから何らかの腸管腫瘍による閉塞と判断し、入院下で状態の安定化を図った後に手術を実施しました。

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思った通りに、腸の一部が腫瘍と思われる病変に変化しており、またその一部は潰瘍化していました。

お腹の中の炎症はまだひどくない状況だったので、その点は幸いでした。腫瘤は小腸にあったのですが、盲腸のすぐ近く、つまりは大腸に隣接するような位置に発生していたために便が出にくいという状況を引き起こしていたものと考えられます。

病気の状況としては2月のケースブログの猫ちゃんと似ているものでした。

腫瘍を切除し、腸同士をつなぎ合わせて、お腹の中をきれいに洗ってから閉腹して手術は無事に終了しました。

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切除した腫瘤は長さにしてみると3cm程でしたが、この大きさのものでも症状としては深刻な状況を引き起こしてしまいます。(※膿盆の柄は気にしないでください。ふざけているわけではなく、当院で日常的に使っているものです...かわいいですよね🐱)

切除した腫瘤は病理検査に出したところ、前回の子とは違う腫瘍でリンパ腫という検査結果でした。

リンパ腫は抗がん剤が効きやすい腫瘍に分類されることから、今後は抗がん剤による治療アプローチを行っていく予定です。

手術後は、食欲も回復して便通もスムーズになって日常を過ごしてくれています。



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