2018年9月

2018年度 秋の健康診断キャンペーンのお知らせ


朝晩涼しくなってきて、やっと秋らしい雰囲気になってきましたね。

秋になって特に多くなる病気などは夏冬に比較すると少ないですが、毎年秋のみに皮膚が痒くなったり外耳炎になったりなどが見られたりする子は、秋花粉などのアレルギー症状が疑われる場合もあります。

春夏に比べて病院へ足を運ぶ機会が少なくなってくる秋冬ですが、1年を通して年に約4歳ずつ年齢を重ねていく犬猫達、秋冬も1歳ずつ歳を取っていくことになりますので日々の様子の観察はしっかりとお願いいたしますね☺

そして当院では今年も・・・

『秋の健康診断キャンペーン』を実施致します!!

期間は10/1~11/30までとなります。

動物は自分からは体の不調を話すことはできません。

日々の様子から「おや?」と思った事があれば良いですが、何らかの症状がはっきりと見られてから来院されることがほとんどだと思われます。

病気やその兆候を早期に発見することで治療や対策を行い、健康に過ごせる時間を長く得られるように是非健康診断をご活用下さい!!

健診をご希望の際は、事前のご予約をお願い致します。

また、健診実施には"絶食"が必須となります。当日の朝ご飯を食べずに(お水は大丈夫です)直接ご来院頂いた場合でもライトプラン及びスタンダードプランは実施が可能ですが、プラスプランは当日承ることはできません。

尿検査、糞便検査は当日の新鮮なものを病院へお持ちください。検査日に採取できなかった場合は、後日に検査を行う事も可能です(その場合、報告書のご郵送が遅くなりますのでご了承下さい)。

検査の詳細につきましては、病院へお問合せ下さい。




子宮蓄膿症のワンちゃんの一例


避妊手術を行っていない犬猫で遭遇する機会の多い病気は、子宮蓄膿症や乳腺腫瘍が筆頭に挙げられます。

乳腺腫瘍は早期の避妊手術によって発生率が将来的な発生率が低下するという事は幾度かお話させて頂いております。

今回例に挙げている子宮蓄膿症におきましては、避妊手術を行えば発症する事はまずありません。

この病気は中高齢になってから発生しやすくなります。発情を迎えるとホルモンバランスが変化することで、体の免疫力が低下してしまいます。その免疫力の低下している時期(大体発情出血から2か月間程)に子宮に細菌感染を起こしてしまうと、子宮蓄膿症へなってしまいます。

発情の有無に関わらず、基礎疾患や高齢での体力免疫力の低下、卵巣の腫瘍やホルモン異常などが原因となっていることもあります。

今回のワンちゃんは間もなく14歳になる子で、食欲不振とお尻からの出血を主訴にご来院されました。

診察するとお尻からの出血ではなく、陰部から膿が排出されていました。

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この後各種検査を行い、開放性子宮蓄膿症と診断しました。

子宮蓄膿症には二つのタイプがあり、開放性か閉鎖性か、つまりは膿が外に出てきているかそうでないかに分かれます。通常は閉鎖性の方が発見までに時間がかかることがあり、また症状が重篤になる傾向にあります。
このワンちゃんは開放性で、血液検査上では重症度はまだ高くない状態と判断し、手術適応としました。

子宮蓄膿症の治療法には外科的治療と内科的治療がありますが、根治的な治療となる外科的治療を選択しました。

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↑術中の子宮です。通常の子宮は薄っぺらい紐のような形態ですが、膨らんで筒状になっています。

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摘出した子宮です。左右の卵巣も大きくなっていることから、卵巣の問題からホルモン異常を起こして子宮蓄膿症になってしまった可能性が考えらます。

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子宮を一部切開すると、黄色の膿汁が沢山でてきました。

このワンちゃんは術後の翌日には食事を食べ始めてくれ、手術から4日目で退院しました。まだ術後のケアが必要ですが、しっかりと食事を食べて頑張って治ってほしいですね。



ロイヤルカナン療法食の価格変更のお知らせ


日頃より当院にてロイヤルカナン療法食をご利用頂きありがとうございます。

メーカーの出荷価格変更に伴いまして、

10月1日よりロイヤルカナン療法食及びベッツプランシリーズ、サプリメントの販売価格が値上げという形で実施させて頂くことになりました。

一部対象外の製品もございますが、ほとんどの製品が値上げとなってしまいます。

昨今の長期的・継続的な原材料価格の高騰と、原油価格高騰による輸送コストの上昇などによりメーカー側も削減に努めていただいておりましたが、此度の値上げに踏み切らざるを得ない状況との事です。

いつもご利用いただいている飼い主様には大変ご迷惑をお掛けいたしますが、何卒ご理解の程宜しくお願い致します。

9月末までは現行の価格での販売となります。商品によっては品薄となってしまう状況も考えられますので、ご注文の際はお早めにご連絡頂ければと思います。



アクセス

鶴川街道、「市立博物館入口」信号近く

うぇる動物病院

Pあり

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駐車場内でのトラブルは責任を負いかねますのでご了承の上ご利用ください。

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