2020年9月の診療時間変更についてお知らせいたします。
台風が1度も来ない長梅雨の7月が過ぎれば、取り戻すかの如くの猛暑・酷暑の日々の8月です。
来週辺りから少し暑さが和らぐとの予報ですが、和らぐといっても今よりはマシな程度のようですので、引き続き体調に留意してください。
動物達が暑熱環境に弱いという事は多くの方がご存じかと思われます。
日差しの最も強くなる11時~15時頃には、犬のごく短時間のトイレ散歩以外のお散歩に出られる方はほとんどいらっしゃらないと思いますし、その点は皆様が注意して見てあげていらっしゃるので嬉しい限りです。個人的な印象としては熱中症にて病院へ緊急に来られる動物は、猛暑の今よりも普通の暑さ(?)であった数年前の方が多かったです。熱中症対策への意識の高まりが、熱中症になってしまう動物の数の減少になっているのだと思います(※あくまで私個人の感じる範囲です)。
早朝、そして日が沈んだ夕方~夜のお散歩をされている方が大半ですが、ここでも注意が必要です!!
直接的な日差しはありませんが、日差しにより温められた道路の熱はなかなか下がりません。
夜9時頃でもアスファルト道路の路面温度は40℃以上を保っている場所がほとんどです。
立って歩いている人間よりも、4つ足で歩いている動物の方が地面に近く、そして体幹全部で路面からの輻射熱(放射熱)を受けますので体温が上昇し易くなります。加えて、体温を下げる働きが弱いのが動物です...
そう、日差しが無い夜間早朝でも熱中症のリスクは十分あるのです💦
特にパグやフレンチブルなどの短頭種の子は、時間帯に関わらず散歩の際には首に冷却用のタオルなどを巻いて出かける事を強く推奨します。
今年7月は涼しめだったとはいえ、仮に来年もこの気温状況でのオリンピック開催だとしたら......と感じてしまいますね😓